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現場パトロール~推進がメインの工事~

本日は、中部電力発注のハインズ地中線管路工事現場をパトロールしました。

直径φ800×延長300m強の水平方向および垂直方向にカーブの入った推進がメインの工事です。
交通量の多い産業用道路と幅4~5mの河川を非開削で行うために推進工法が選択されました。
推進工法とは標準長さ2,430mmのコンクリート製の推進用ヒューム管を発進立坑から推進ジャッキにより先導管に続いて押し込んでいく工法です。
シールド工法は先端のマシンが掘削した後に出来る空間に直後の位置でセグメントと呼ばれるコンクリート部材をはめ込み組み立てて、充足します。

現場パトロール~推進がメインの工事~
一方の推進工法は先端のマシンが掘削した後に出来る空間は発進立坑から押し込まれるヒューム管が一番後続の位置で押し込まれて充足されます。
推進工法の推力は一番後方の発進立坑にあるため、施工できる距離、断面積(直径)、カーブする線形に限界があります。
一方のシールド工法はマシンだけに負荷がかかるため、施工できる距離、断面積(直径)、カーブする線形に対する自由度がはるかに大きくなります。

現場パトロール~推進がメインの工事~
ただし、コスト面では、汎用品のヒューム管を若干強度変更する程度で済む推進に対して、一品生産的に作る必要のあるセグメントでは大きな差が出来ます。
φ800mmは人が作業として入ることが法律上許される最低限の直径です。
管内の移動はキャスター付きの台車に作業者が腹這いになって乗り込みます。
厳しい作業環境のため、あらゆる事象に対して、細心の注意を払って進められています。